「遼西刺繍」は完全な手作り刺繍であり、葫芦島市連山区に生産されている。発頭人は王曄氏で、彼女が創立した「王曄繍坊」には現在、15人が長期間に刺繍を従事しており、そして10人が刺繍を兼職している。年間平均刺繍掛け絵生産数は50枚、年間平均刺繍服装生産数は200着である。 

　　　遼西刺繍には2つのシリーズがある。１つは掛け絵シリーズで、代表的な製品は一般的な家庭装飾画とアートコレクションの刺繍画である。その特徴は：細い線と豊かな色、伝統的なランニングステッチと現代的の乱れステッチの組み合わせにより、作品に階層がはっきりし、立体感が強くなり、エミュレーション効果を達成し、現代の公衆美学に適する。作品は高い評価を受けており、多くの作品が省展示会で受賞している。もう１つは服飾用品シリーズで、代表的な製品は服装、マフラー、バッグなどである。その特徴は：伝統的なランニングステッチを採用し、シルク生地とカシミヤウールの生地に縁起の良いさまざまな模様や花や植物が刺繍されている。手作り刺繍は唯一性があり、同じ人の同じパターンであっても、2度目に刺繍する場合はまったく同じにならない（これこそ手作り刺繍の魅力）。作品の一無二の特性は現代人の個性的な要求を満たしており、製品はミドルおよびハイエンドの人々から高く評価されている。チャイナドレスは美しく刺繍され、すべてのタイプの人に適している。特に、カシミヤのウールのコートに相応なパターンが刺繍されたことによって、比類のない中国文化を強調し、無意識に個人の気質を高めた。製品の供給が需要に追いつかない。