一、クルミ生産の歴史

　雷家店郷の優良品種クルミについて、遼寧省経済林研究所が1986年に雷家店郷灰窯溝村で建てられた45ムーで、環渤海三省二市（遼寧省、河北省、山東省、北京市、天津市）の代表として全国19の優良品種クルミ豊作モデル区に参加した。省経済林の専門家はこのクルミ園を五年間管理し、1991年に国家の検収に合格し、1ムーあたりの生産量は150—200斤に達した。その後、同園の管理権を灰窯溝村に渡したが、当時のクルミ市場の価格が低く、大衆が知らないため、基本的に管理を放棄していた。

　1994年に、同園のクルミ枝は河北省林業庁に穂木のためにカットされ、1997年に朝鮮山林科学院の金権武、金成哲専門家は同園に考察してきた後、当地が重視していないが他方から注目を集めている現象は郷党委員会、政府の大きな注目を集め、「クルミ産業を主導的存在とし、棗と二種類のアンズを両翼とする」という経済的発展方向を提出した。1997年に、省経済林研究所で10000株の優良品種のクルミ苗を購入し、省モデル園の260ムーの土地に植え、省経済林研究所の専門家を招聘し技術指導を受け、クルミ苗木の室内接ぎ木、繁殖を開始した。

1999年、郷党委員会、政府は全郷の力を合わせて、クルミの冬季接ぎ木、育苗基本施設の投入を強化し、県農業銀行に167万元の融資をもらい、建昌県雷家店郷の良質苗木育種センターを建設し、目覚まし室に2棟574m?、日光温室に15棟5145m?、恒温庫に1棟80m?を建設した。ボイラーによる暖房を実現した。その年、クルミの室内接ぎ木癒合率は94.3％に達し、成苗率は73.4％に達し、全省の評定では同業者の中で1位であった。2000年に、国家林業局によって「林木優良品種基地」として特定された。2001年に、省委員会の聞世震書記は2回も同郷を訪問し、クルミの生産を十分に肯定した。同時に、同郷は、国家が実施している耕地を森林に戻す、世界銀行融資、省百村貧困救済プロジェクト、省林地経済建設などの有利なチャンスを掴み、良質クルミを全力で栽培し、省クルミ専門家の劉万生から「東北クルミ第一郷」と評価された。2001年以来、省指導者である聞世震、張文岳、李克強、胡暁華、陳海波は同郷を視察し、クルミ産業の発展を肯定した。アメリカの研究者であるマーク、ウクライナのレオン、クルドリャンケ博士はそれぞれ視察し、高い評価を与えた。

二、クルミ生産の現状

1、雷家店郷の良質苗木育種センターには、目覚まし室は2棟があり、面積は486m?；恒温庫は2棟があり、面積は153m?；日光温室は6棟があり、面積は3360m?で、採穂畑は400ムー、年間10万株のクルミ接ぎ木成苗の育種能力を持っている。

2、クルミの栽培状況。優良品種クルミをすでに8000ムーを栽培しており、3000ムーは成熟期に入り、3500ムーは結果期に入り、年間クルミ生産量は30万キロ、年間生産高は1104万元で、一人あたりの収入増加は672元。

3、各栄誉：雷家店薄皮クルミは1993、1997、2000、2003年に、それぞれタイのバンコク、大連国際農産品博覧会、瀋陽国際農業博覧会の金賞、第3回遼寧国際農産品取引会の良質農産物を獲得した；2009年10月、陝西で開催された第2回中国クルミ大会で銀賞を獲得し、2012年に中国森林食品取引博覧会で金賞を獲得し、2013年9月に第８回中国瀋陽国際農業博覧会で金賞を獲得した。

　2009年以来、同郷は遼寧省農業委員会などの部門に「遼寧特産クルミの郷」として三回評価されたことがある；2009年に、雷家店郷は、中央財政林業クルミ技術普及広域的モデルプロジェクトを引き受けた；2015年に国家緑色食品の認定に四回目に合格した。雷家店薄皮クルミは2011年に葫芦島市ブランド品、及び2012、2015年に連続２回で遼寧省ブランド品を獲得した。2013年9月に、国家林業局から国家レベルクルミモデル基地として承認され、同年の10月に国家質量監督検験検疫総局に第七回国家レベル農業標準化モデル区と承認された。

　4、商標登録

　2006年に雷家店郷の良質薄皮クルミは中国で「錦虹牌」商標を登録し、2009年にさらに「白狼山牌」商標を改めて登録した。2010年に県政府は雷家店郷のクルミで、中国で「建昌薄皮クルミ」地理的商標を登録した。

　三、クルミ生産の発展目標

　全県が3—5年の時間を利用し、20万ムーのクルミを開発し、「全国クルミ第一県」を創るという良いきっかけをしっかりと掴み、既存クルミ園の上で、整地によって土地を改造し、クルミ栽培に適するすべての土地でクルミを栽培する。そして高品質の苗育種センターの技術的な優位性と施設の優位性を活用して、育苗の強度を高め、育苗の能力を向上させ、兄弟郷鎮のクルミ産業の発展を協力し、産業規模を形成し、建昌の「全国クルミ第一県」構築のためにしかるべき貢献をする。