明性寺は遼寧葫芦島市南票区缸窑岭鎮缸窯嶺村に位置し、国家AAA級観光地である。清光緒二十七年（西暦1901年）に建てられた。 

　　　当時、明性寺は朝陽府で比較的に大規模な寺院であり、前後五層の殿宇を含む計60間以上の建築があり、敷地面積は4550平方メートルである。建物全体が南向き、山に面しており、平面中軸は対称であり、レイアウトは規則的でコンパクトである。2007年に、遼寧省人民政府に省レベル文化財保護機関と指定された。 　明性寺は「三教合一」の寺院であり、儒教、釈教、道教が中国文化全体としての融合思想を表現している。明性寺建築群は東北で現存する比較的完全な「三教合一」寺院であり、建築群は巧妙に設計され、構造がコンパクトであり、中国伝統建築の傑作である。清代末期の華麗な建築スタイルを継承するだけでなく、中華民国の初期の「習洋」の新しい様式も継承しており、過渡期の代表的な作品である。寺内の建築構造は多様で、精巧に設計され、高い歴史的、科学的、芸術的価値がある。