興城古城は、明宣徳三年（西暦1428年）に建てられ、寧遠衛城だった。清朝に改修され、寧遠州城と改名された。興城古城で、元々内城と外城があったが、600年近くにわたる風と雨による浸食の後、外城はなくなり、内城は歴代による整備のおかげで、元の外観を基本的に維持している。現在の興城古城は、全国重点文化財保護機関（城壁、四面の城門、鐘鼓楼、牌坊、文廟が含まれる）、国家AAAA級観光地である。 

　　　興城古城の城壁の高さは8.8メートル、周長は3247メートルである。四面の城門が設けられ、城内に一基の鐘鼓楼がある。明朝末期、寧遠衛城は明朝の関外防衛システムにおける重要な軍事要衝であり、名将である袁崇煥は軍隊を率い、ここで後金の軍隊を何回も勝った。明天啓六年（西暦1626年）、清の太祖ヌルハチは軍隊を率い、寧遠城を包囲攻撃したが、重傷を負いながら敗退した。明天啓七年（西暦1627年）、清太宗ホンタイジは軍隊を率い、再び寧遠城を攻撃したが、また敗退した。 

　　　興城古城はやや正方形で、城の四面の真ん中に城門があり、門外には半円形の甕城がある。城壁の基礎は青緑色の石が並んでおり、外側は大きい青レンガ、中は巨大な塊石、中は黄土で固める。城の上にそれぞれ二階の楼閣、回廊式櫓があり、それぞれレンガ小道がある。以前は外城と内城に分けられたが、外城はすでに倒れた。四隅に砲台が高く建てられ、城の角から際立っており、紅夷大砲を架設するために使用される。明清寧遠の戦いの時、清の太祖ヌルハチはこの紅夷大砲に撃たれて、重症を負い、盛京に戻った直後に死亡した。南東角に魁星楼が建てられている。城内の東、西、南、北の通りは十字のように交差しており、古城の真ん中に、壮観な鐘鼓楼があり、高く建てられ、四面の城門の櫓とはるか遠くから相呼応し、りりしくて雄大に見える。