国家AAAA級観光地——霊山景勝地は、遼寧省生態観光モデル区、遼寧省トップ10森林公園、愛国主義教育基地である。 

　　　霊山景勝地は遼寧省葫芦島市連山区神廟子郷涼水井子村の南西に位置し、葫芦島市内から48キロメートル、錦州市内から58キロメートル、朝陽市内から75キロメートル離れている。中心観光地の敷地面積は12平方キロメートルである。ここでは、山々が美しく、木々が密集し、岩が奇妙で、洞窟が深い。霊山景勝地は中国の北部にある有名な自然の風景と人文的風景が統合された観光地である。 

　　　観光地内にある霊山寺は、中国北部のユニークなスタイルを持つ古代寺院建築群で、省レベルの文化遺産保護機関である。寺院は1738年（乾隆3年）に建てられ、1806年（嘉慶11年）に再建され、中華民国初期に拡張され、上、中、下の三つの庭園群を形成した。霊山寺のあずまやや楼閣のレイアウトは巧妙で、殿宇橋廊はふぞろいで雑然とし、清朝中、後期の宗教建築のレイアウトと形態を研究する上で大きな歴史文化的価値がある。 

　　　霊山寺には仏教、道教、儒教文化及び建築様式が統合されており、29のあずまやや楼閣と180を超える仏像と道教の像がある。霊山景勝地には、四季がはっきりして、美しい風景があり、主要観光地の奇峰、怪石、奥深い洞窟、奇崖が統合され、独自の体系を築く寺院建築群のほか、離居五仏、南天門、金蝉護神、定山鎖、恋人石、十二支石、鷹嘴石、蛟竜欲騰、駱駝峰、虎洞、無極洞、万仙洞、涼水古井、鐘卿烈士墓等、100箇所以上の観光スポットがある。毎年、開山祭、杏花祭り、紅葉祭があり、多くの観光客を魅了している。霊山景勝地は植生が密集しており、種が豊富である。 

　　　観光地はカルスト地形であり、遼西では非常にまれで、山頂と谷には奇怪な石が重なり合っており、象形石は松風の音や樹海を飾り付けている。深い天然洞窟―無極洞もあり、洞窟内の空間は広く、清らかな泉は滴り落ち、天眼からは日光が降り注いで、冬には暖かく、夏には涼しいので、非常に観光価値のある場所である。