虹螺山観光地は遼寧省葫芦島市連山区に位置し、総面積は10008ヘクタール、市内から約30キロメートル離れている。主要保護区域は、大虹螺山と小紅螺山である。 

　　独特な地理的位置と気候条件によって、ユニークな地貌景観と森林景観を形成した。区内では、主峰の大虹螺山、次峰の小紅螺山を代表とし、虹螺山と総称する。虹螺山は遼西地区にある非常に代表的な名山である。大、小虹螺山は、山は険しく、弧峰は高くそびえ、眺めは広く、南へ滄海を眺め、東へ日の出を迎え、西へ夕日を楽しむのに最適な場所である。虹螺山の岩の形は不思議で、神工鬼斧、雄峰は高くそびえ、谷間縦横、山は険しく、断崖絶壁、至る所に奇峰異石があり、景色は非常に壮大で綺麗である。 

　　観光地では、鬱蒼とした森林があり、豊かな植生で、多種多様な品種がある。特に、区内で広面積のマンシュウクロマツの森、マンシュウクロマツとクヌギの森、天然コノテガシワの森などの天然森は、珍しい地帯性の典型的な森林景観である。広大な森林植生と虹螺山の奇峰異石は互いに彩りを添え、互いに照り映えて美しい景色をつくったことによって、虹螺山はオーラと風格があるように見えた。常に兵家が争奪対象となる要地である。小虹螺山の明代長城、のろし台遺跡、大虹螺山の兵洞、兵路などはすべて貴重な古代の人文歴史遺跡である。